接地工事
Grounding Work
接地(アース)工事は、建物の電気設備や精密機器保護に不可欠の工事です。弊社は工事の設計から施工まで、全て一貫しておこなっています。
接地工事(施工)
接地電極の種類には、打ち込み電極、線状電極、板状電極、メッシュ電極、帯状電極およびボーリング電極などありますが、ここでは導電性コンクリート「ホクデンEP-1」を用いた帯状電極およびボーリング電極について紹介します。
帯状電極
帯状電極は、表層に深さ0.75m、幅0.5m程度の溝を開削し、パワーメッシュ(銅線の金網)および裸銅線を敷設した後、その上から導電性コンクリートホクデンEP-1を散布し、再度埋め戻して接地極とするものです。
敷地面積が広く、浅部の大地抵抗率が低い場合に有効です。
ボーリング電極
ボーリング電極はボーリングマシンを用いて、φ66~115mm程度の孔を掘削し、孔内に裸銅線を挿入した後、セメントミルク状にした導電性コンクリートホクデンEP-1を注入し、接地極とするものです。
敷地面積が比較的狭い場合や、浅部の大地抵抗率が高いことにより帯状電極では規定の接地抵抗が取得できない場合に適しています。
施工例
ボーリング電極
▲メガソーラー発電所での
ロータリーバイブレーションマシンを用いた施工状況
▲携帯電話基地局でのロータリーマシンを用いた施工状況
▲ダム管理棟におけるロータリーマシンを用いた施工状況
▲工場受変電設備での
ロータリーパーカッションマシンを用いた施工状況
帯状電極
▲風力発電所の風車周囲の施工状況
▲パワーメッシュ、ホクデンEP‐1敷設状況
使用材料
当社と北陸電力とで共同開発した導電性コンクリート「ホクデンEP-1」は、経済的に接地抵抗を低減するとともに、強度・耐腐食性にも優れた接地電極の設置を可能にしています。
▲導電性コンクリートホクデンEP-1とパワーメッシュ